「文旦」って何？

「文旦」は亜熱帯の柑橘系のブンタン類の一種で、台湾での栽培は約300年の歴史があります。1800年代に台南の麻豆で文旦の植樹栽培に成功し、品種改良されたものを「麻豆文旦」(マトウブンタン)と名付けました。台湾国内では文旦を“台湾柚子”と呼んでおり、その種類も豊富ですが、その中でも麻豆文旦が最も有名なブランド品の果実です。

文旦は毎年8月から9月にかけて収穫され、特に中秋節の時期に人気があります。この時期になると、台湾の家庭や祭事で広く利用され、贈答品としても大変喜ばれます。

恵まれた地理的環境と豊富で優れた水質により生まれた「麻豆文旦」

麻豆は台南市のの中部に位置し、四季を通じて豊かな日差しと恵まれた地理的環境、優れた水質により、文旦の栽培に最適な条件を備えています。ここで育つ文旦は、台南の地元風情をたっぷりと含んでおり、昼夜の温度差が大きいため、果実が甘く香り高く育ちます。これにより、麻豆産の文旦は特に高品質で知られています。

味わいと主な成分

文旦の果肉は柔らかくジューシーで、ほのかな甘みと爽やかな酸味が特徴です。果肉はふわっとした食感で、口に含むと豊かな香りが広がります。

果肉にはたんぱく質、ビタミンB1・B2・C・P、カロテン、カルシウム、リン、鉄、炭水化物、クエン酸等が多く含まれています。特にビタミンCは果物の中でも多く、レモンの３倍、リンゴの７倍も含まれています。特に美容や免疫力向上に効果的とされています。

写真は、弊社提携農家による、8月中旬現在のポメロ（麻豆文旦）の糖度測定の様子です。
現在の果実の糖度は12.0度前後ですが、収穫期にはさらに甘みが増し、より濃厚でジューシーな味わいへと熟していきます。
やさしい甘みと爽やかな香りを、この季節ならではの特別な味わいとして、ぜひご家庭でお楽しみください。

お召し上がり方

台湾文旦はそのまま食べるのが最も一般的ですが、サラダやデザート、ジュースなど様々な料理にも使えます。文旦の皮が黄色くなっているということはすでに適度の水分が抜けているというサインで、果肉の肉質が柔らかくなっており甘みも増しています。

保存方法としては、風通しの良い涼しい場所に置いておくのがベストです。冷蔵庫で保存する場合は、乾燥しないようにラップで包んでください。適切に保存すれば、お届け後に2〜3週間は新鮮な状態で楽しめます。

＊イメージです。
台湾デザインの化粧箱に詰めてお届けします。
輸入品のため、化粧箱にシールや擦れなどが発生する場合がございます。ご了承ください。